1970年代のヴァシュロン・コンスタンタンが入荷致しました。
端正な顔立ちが魅力のヴァシュロンのスクエアのご紹介。
淡い色味のシャンパンカラーの文字盤と中心にブラックを入れたバーハンド・バーインデックスの組み合わせは華やかさの中にも渋さが光ります。2針というシンプルだからこそ難しいスタイルでありながらも、バランス良く纏まった流石ヴァシュロンとも言うべき一本。
文字盤は強い光を当てながらルーペで見るとポツポツとしたエイジングの跡が若干見られますが、肉眼ではほぼほぼ気づけない程度。傷や汚れも見受けられず気持ちの良いコンディションです。
ムーブメントはジャガールクルト製の手巻きムーブCal.2001を搭載。
一口にシャンパンカラーと言えど、時計の場合は色の濃さでかなり印象が異なります。今回の個体は例えばロレックスのデイトジャスト等のシャンパンカラーと比べると若干淡い色味の為、派手と言うよりもどこか優し気な雰囲気。ギラギラした感じの無い品の良い佇まい、きっとお好きな方も多いかと思います。
ケースサイズは27mm×27mm。仕入れの場で見た瞬間にこれは自分の腕には乗るだろうなとは思いましたが案の定と言ったところ。ブラウンのジャケットとの相性も最高です。
厚みも程良く、実に良い腕乗りです。
今回の個体には当時のギャランティが付属します。
個人的にどちらかと言えばパテックとオーデマの方が好きだったので、現状手持ちのアンティークウォッチはパテックとオーデマが一本ずつ(あとは国産)なのですが、ここ数ヶ月はかなり惹かれるヴァシュロンが多いんですよね。もうどちらもお嫁に行ってしまってますが、これとかこれとか最高だったなぁ。最近は今回のヴァシュロンの様に値頃感の有る雰囲気の良い個体が徐々に減ってきている気がしますので、私自身そろそろアンティークのヴァシュロンをおさえておきたいと思う今日この頃です。
癖の無い使いやすいデザインと雰囲気のヴァシュロンのスクエアウォッチ、当店にお越しの際は是非お手に取ってお楽しみください。
銀座店 中野