1980年代のヴァシュロン・コンスタンタンが入荷致しました。
またしてもグッとくるヴァシュロンが入荷しました。
ホワイトゴールドのクッションケースは当時のトレンドを反映した比較的良く見かけるテイストではありますが、オニキス製の文字盤が圧倒的な存在感を放ちます。
インデックスを全て排したオニキス文字盤は、シンプルかつ立体感のあるドルフィン針を際立たせ、「余分なものは見るな」と言わんばかりのヴァシュロンの自信が伺えるかの様。勿論オニキスそのものの質感も単なる黒文字盤とは異なり、貴石系ダイヤルならではの色気と、自然の鉱物からなる一点物としての特別感を否が応でも感じます。
全体的にコンディションも良好で、ケースは過度なポリッシュ感はありません。針は若干経年による劣化が見受けられますが、こちらも肉眼ではほぼ分からない程度で、時計全体の雰囲気を損なうものではないかと思います。
AW社製造のホワイトゴールド製の尾錠が付属します。ちなみに装着しているベルトもヴァシュロン純正です。
ムーブメントはジャガールクルト製の薄型手巻きムーブCal.K1014を搭載。
ムーブメントの撮影ついでに生身の文字盤も一枚撮影。割れたらアウトなので文字盤を外すときは少し緊張します。
ブラックミラーの文字盤とは異なる吸い込まれるような黒色です。
この文字盤の質感を少しでも伝えるには光の角度を調整して何枚か撮るしかありません。というわけで似た構図ですが写真をもう少し。例えばさっきと逆側の右上に光を当てたり、
今度は12時側に光。これは針の立体感もしっかり出ててカッコ良く見えます。実際にはもう少し艶感があるのですが、写真だと完全にはお伝えは難しいかな。この雰囲気を気に入ってくれたお客様には実物のオニキス文字盤の質感を是非その目で見て頂きたいですね。
最後は腕乗り。オニキスの艶感も相まって非常に色っぽいですね。普段はステンレスとホワイトゴールドは写真だと見分けが付きにくいですが、これは一目で貴金属ケースだと感じます。実に色気のある時計です。
サイズは縦約31.5mm、横約35mm。クッションケースならではの若干ふくよかでボリューミーはフォルムではありますが、ご覧の通り腕の収まりはばっちり。程良い重みも心地良いです。
個人的にヴァシュロンはホワイトゴールドのヴィンテージを一本欲しいと思っておりましたが、ちょっと年代は新しめだけどこういう方向のも凄くアリだなぁと思う一本でした。
当店にお越しの際は是非お手に取ってお楽しみください。
銀座店 中野