皆さまこんにちは。
ウォッチリペアコーナーの狩野です。
皆さまは「CHRISTIAAN VAN DER KLAAUW(クリスティアン・ヴァン・デル・クラーウ)」という時計ブランドをご存じでしょうか? ※以下CVDK
→CHRISTIAAN VAN DER KLAAUW 公式サイト
創業は1974年、以降20年程は主にムーンフェイズや惑星の太陽公転周期などを搭載した壁掛け時計を制作しており、1996年には太陽と月の軌道と世界都市表示を搭載した初の腕時計「Satellite Du Monde(サテライト・デュ・モンド)」を生み出しました。
その後は太陽の入射角表示や日食・月食表示、3Dムーンフェイズなどを搭載した腕時計を発表し続け、遂には太陽から土星までの周回軌道を表した「世界最小のプラネタリウム」まで開発してしまいました。
CVDK アイゼ・アイジンガー モデル
個人的には壁掛け時計のような”大物”に惑星の周回軌道などの機構を組み込むのは、パーツが大きいだけにまだ作りやすいと思うのですが(それでも複雑な計算が必要で相当難しいです…)、それを腕時計というさらに小さな空間に組み込むのは並大抵ではありません。
つまりCVDKとは天文時計に関して右に出る者はおらず、比類なき時計ブランドとして存在しているのです。
創業者本人は2009年に引退されましたが、今回CVDK社の三代目CEOであるピム・コースラグ氏を招き、「世界最大のプラネタリウム」がある名古屋市科学館にて新作の腕時計の寄贈式が行われました。
この新作の腕時計は、ピム氏が名古屋市科学館のプラネタリウムドームからインスピレーションを受けて作った世界限定6本の特別モデルです。
今回この「世界最大と最小のコラボレーション」を撮影してきましたので、よろしければご覧になってみてください。
※クリスティアン・ヴァン・デル・クラーウについてのお問い合わせはDear Watch Lover,まで