
「ホイヤー」と聞いて多くの方が思い浮かべるのは、おそらく『カレラ』や『モナコ』といった、所謂モータースポーツ系のクロノグラフでしょう。
しかし、そんなホイヤーの歴史を少し深く掘り下げてみると、エレガントで、息をのむほど美しいドレスウォッチの傑作に出会うことがあります。それが今回ご紹介する、1950年代製の「トリプルカレンダー ムーンフェイズ」、通称トリカレムーンです。

先に言っておきますがトリカレやムーンフェイズとても入荷が少ないです!!!(笑)その中で現代において知名度のある、ブランド、ホイヤーというのがなんとも最高な個体です。まずはやっぱりダイヤル。やっぱりトリカレにムーンフェイズ良いですよね。12時位置には「曜日」と「月」を表示するふたつの小窓が並び、文字盤の外周に配された1から31の日付を、先端が三日月型になったポインターデイト針が指し示しています。さらに6時位置には、ゴールドの月と星が浮かぶムーンフェイズ。これだけの複雑な機構を盛り込みながらも、配置のバランスが良い為、意外にも端正な顔立ちを保っています。ダイヤルは温かみのあるアイボリーカラーで、エンボス加工されたゴールドのアラビアインデックスとアルファ針はいかにも50年代デザインといったところ。

このオメガのドッグレッグ(コンステなどに見られる犬の足)の様なラグと35mmのケースサイズとダイヤルのバランスを見ていただきたいです。個人的にはSSケースというところも魅力のひとつ。ソリッドな魅力を放つステンレススチールの個体は、とにかく使いやすい、合わせやすいですね。ゴールドケースが持つ艶っぽさも素敵ですが、SSケースにはどこか実用主義的で、気取りすぎないスマートさがあります。

スマホを見れば、日付も、時間も、今日の月の満ち欠けも、すべてが1秒で分かる時代です。そんな時代だからこそ、70年以上前に作られた機械式時計を腕に巻き、ふとした瞬間に手元を見つめて「ロマン」に浸る。それこそが、現代における最高に贅沢な時間の使い方ではないでしょうか。50年代のホイヤー、今も色褪せない輝きを放っています。
この機会に是非ご検討下さい。
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