1990年代のブレゲが入荷致しました。
今年の8月から取り扱いを始めましたブレゲの新着のご紹介です。90年代のブレゲは当ブログでご紹介以来ブレゲが好きな方からは勿論、元々ブレゲにはあまり触れる機会の無かった弊社の常連のお客様からも多数のご関心、お問合せを頂いております。
今回は個人的に待望のシンプルな手巻き3針スモセコ・ノンデイトの王道のデザイン。加えてケース素材はレアなホワイトゴールドで、青焼きのブレゲ針との組み合わせは極上の一言。
ブレゲの代名詞とも言えるクラシカルなギョーシェ彫りの文字盤も見事な仕上がり。一番シンプルな機能・デザインのモデルで有っても手抜き感は一切無し。文句無しの美しさです。
ムーブメントはジャガールクルト製の手巻きムーブCal.818/4。美しい仕上げや実用性もさることながら、巻いた時の軽いカチカチとした巻き心地はアンティークウォッチと勝るとも劣らない心地良さ。
バックルはブレゲ純正の18KWG製の尾錠が付属します。
ちょっと面白かったのがケースサイドのホールマーク。最初見た時コインエッジが抉れてしまっているのかと少しヒヤッとしたのですが、よく見たらホールマークだったのでホッとしたした次第。
アンティークウォッチだと「どうしてわざわざこんなところに・・・」という個所にホールマークが打たれていることは時々あるのですが、この時計が造られた90年代も案外大らかな時代だったのかもしれません(笑)
ケースサイズは30.5mm。このサイズ感、個人的にはこの時計で一番注目して欲しいところです。60年代の時点で既にケースサイズは約34mm以上が標準となっているにも関わらず、90年代の時点でこのサイズ感の時計を出してきたことに感動を覚えます。
アンティークウォッチ好きからすれば標準サイズとも言えるこのサイズは弊社に足繫く通って下さる生粋のアンティークウォッチ好きのお客様にも気に入って頂けると確信しています。
ブレゲお馴染みのコインエッジが映えるケースサイドも堪りません。イエローゴールドとはまた違った雰囲気・美しさ。文字盤のギョーシェ同様、緻密なディテールがブレゲの魅力ではないでしょうか。
端正な顔つきに細部の造り込み、ホワイトゴールドならではの悪目立ちしない雰囲気、持っていたら自然と登板回数が多くなっていくことでしょう。
ブランドに拘らず良いドレスウォッチが欲しいというお客様、こちらは間違いの無い一本です。
当店にお越しの際は是非お手に取ってお楽しみください。
銀座店 中野