皆さまこんにちは。
ウォッチリペアコーナーの狩野です。
毎年6月10日の時の記念日は、天智天皇が漏刻という水時計を用いて時刻制度を始められた日を由来としています。
滋賀県大津市にある近江神宮では天智天皇を”時の祖神“として祀っており、時の記念日には「漏刻祭」という神事が行われます。詳しくは以下の近江神宮公式ホームページでご覧になれます。
今回私たちはこの漏刻祭をメディアとして取材する許可を頂きまして、その模様を映像に収めてきました。
近江神宮の静かで神聖な癒しの空気感と共に、通常の参列者では立ち入れない奥深くまで撮影できましたので、是非以下の動画をご覧になってみてください!
漏刻祭の記録映像としても貴重なものとなるのではないでしょうか?
これにて時の記念日の取材三部作は終了です。
明石「時のウィーク」では、”時”は楽しいものである。
明石市立天文科学館では、”時”は広い宇宙・天体の周期を由来とし、その表現は多様である。
そして近江神宮漏刻祭では、”時”は感謝の対象ともなり、大切に扱うものである。
このように”時”は多様な取り扱いをされていることが分かりましたが、共通していることは、”時”とは普段あまり深く意識しないけれども我々の生活に欠かせないものであり、これをひとたび認識することで、時間を大切にする意識が生まれ、そこに楽しさが生まれ、学びが生まれ、感謝が生まれてきたという、歴史的背景があるということです。
つまり今皆さまがお持ちの時計が一秒一秒”時”を刻む背景には、実は偉大なものが秘められているのです。
こういったことが分かることで、普段何の気なしに見てきた時計の針の進むさまに、違った見方/認識が得られるのではないでしょうか?
私の作った動画が、皆様の楽しい時計ライフの一助になれたなら幸いです。
ご視聴ありがとうございます!