
1940年代のパテック・フィリップ Ref.2425が入荷致しました。
Ref.2425 ~”スケーター”の異名を持つ、ミッドセンチュリー時代の超レアモデル~

非常に希少な40年代のパテック・フィリップ Ref.2425が入荷致しました。
他のリファレンスとは一線を画す、ユニークなケースデザインが目を惹くRef.2425。1950年前後、所謂ミッドセンチュリー時代の一品。極めて短期間に、極めて少数の製造だったと言われ、海外の大手オークション会社によると製造数は約60個程度とのこと。当然現存数はそれを遥かに下回る数であり、私も初めて目にするリファレンスです。
Ref.2425はコレクターからは通称 “スケーター(Skater)”とも呼ばれています。左右に大きく広がったケースサイドに加え、長く下向きに伸びたラグがまるで「フィギュアスケートのブレード」や、「氷上を滑るスケーターのシルエット」を連想させるためと言われています。
ちなみにこの特徴的なデザインのケースはパテック以外にも供給がされていた様で、オーデマ・ピゲやロレックス (Ref.4731)でも採用されています。
針 ~Bar Hands~

私の大好物、パテックのリーフ針。小振りでありながらも美しいシェイプにしっかりとした厚みが最高。単に希少性が高いだけでなく、当然の様に細部のクォリティが高いのもこの時代のパテックだからこそ。
ムーブメント(movement)

機械はパテック・フィリップ製10型手巻ムーブのCal.10-200を搭載。
アーカイブ(extra archives)

アーカイブは取得済み。1947年製造の個体です。
ちなみに年代的にブランドロゴはロングシグネチャー(”&Co”表記あり)の方が自然な気がしますが、Ref.2425においてはショートシグネチャー(”&Co”表記なし)の方が一般的の様です。ショートシグネチャーへ変化する過渡期に誕生したリファレンス故の状況と考えられます。
腕乗り ~on the wrist~

というわけで腕乗りです。ケースサイズは縦約26mm×横約32mm。正面から見るとリューズはケースの内側に収まる、四角を強く強調したデザインに感じます。

“スケーター”の所以とも言えるこのケースサイド。まるで切り立った刃物のようなケースのエッジに、流れるようなラインを描くラグ。唯一無二とも言えるこのフォルムは1950年前後、所謂ミッドセンチュリーならではのトレンドと感性を雄弁に語ります。

どうですかこのラグの信じられないくらい急な角度。まさに”スケーター”と言った佇まいですね。

ガラスもよく見ると端が多面カットされており、ケースやダイヤルだけでなく、全ての箇所がRef.2425たらしめる重要な意匠であると言えます。
単なるコレクターズピースに留まらない、唯一無二のフォルムが生み出す高揚感

まぁ希少性やデザイン性をいくら語ったところで、「結局時計としてカッコ良いの?」ということが肝心だとは思います。ともすれば奇抜にも見えてしまうデザインに、私も初見時はあまりピンと来ていなかったところもありましたが、いざ腕に乗せるとこれが意外に馴染むんですね。直線と曲線を巧みに組み合わせたケースのボリューム感も、腕に乗せていて満足感、高揚感があります。例えばパテックであればトップハット、ルクルトであればエトリエ辺りがお好きな方は好みのデザインなのではないでしょうか。
今年当ブログにてご紹介してきたパテックの中でも極めてレアな、出会いの機会の極めて少ない一品です。お好きな方勿論、ヴィンテージパテック好きなお客様であれば手に取るだけでもお立ち寄り頂きたいと思います。
パテック・フィリップ Ref.2425、当店にお越しの際は是非お手に取ってお楽しみください。
銀座店 中野
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