1990年代のカルティエ サントス エキストラフラットが入荷致しました。
久しぶりに手巻きのサントスが入荷しました。
フレデリックピゲのCal.21を搭載する所謂エキストラフラットのモデルで同等のモデルは70年代に誕生しています。当時ETAムーブを搭載する通常のサントスよりも上位モデルの位置づけだったとは思いますが、結果的にこちらのエキストラフラットのモデルの方が息の長い定番商品になっていったように思います(CPCPで2008年頃まで製作されていたのでトータル約30年間くらいでしょうか?)。
全体的なコンディションは良好で、ケースは若干のポリッシュ感はありますが、過度な感じではありません。薄く金錆の浮いたヴィンテージらしい佇まいに痺れますね。ダイヤルも当時定番のギョーシェタイプで、こちらはクラックが入らないタイプなので安心感があります。
今回の個体にはカルティエ純正の18Kイエローゴールド製のDバックルが付属します。
サイズ調整不可のタイプのため、レザーストラップはカルティエのブティックでオーダーするのが一番良さそうです。
カルティエ純正のBOXも付属します。
ケースサイズは縦約27mm(ラグ含め約36mm)×横約27mm。ブログでご紹介するのは二回目ですが、なんか前回よりも輪をかけて腕馴染みが良く感じます。金錆の風合いが結構効いているのかも。腕元でのバランスも最高です。
厚みは抑えつつ、ケースの面取りやベゼルの立体感など、サントス特有の武骨さはしっかりと表現されています。ドレスウォッチらしさと、パイロットウォッチ的なラギットなテイストも兼ね備えた絶妙な塩梅が魅力です。
1904年の誕生から120年以上に渡り、そのデザインを大きく変えることなく今も尚カルティエのリストウォッチの旗艦コレクションの一つとして君臨する世界初の紳士用腕時計サントス。
純粋にカッコ良い事は勿論、時計の歴史においても重要な位置づけのサントスは、時計ファンとして一本は押さえたいと思ってしまうのは私だけではないでしょう。
手巻きのタンクと比べると比較的出会いの少ないモデルではありますので、お探しだった方はこの機会をお見逃しなく。
当店にお越しの際は是非お手に取ってお楽しみください。
銀座店 中野
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