
本日は週一青山店ブログ投稿です。先月は定番ブレスレットモデル中心に紹介しましたが、6月は青山店在庫の少しマニアックなモデル達も紹介していこうと思います。

1950年代製のエニカ ハニカムダイヤル、スターモチーフのご紹介です。特筆すべきは、一目見れば記憶に残るそのディテール!
ハニカムダイヤルにインデックスはアラビア×スターの組み合わせ、更には赤針の秒針と全部乗せです。ロゴのENICAR(エニカ)とともに輝く土星モチーフも印象的で、どことなく懐かしい近未来感(レトロフーチャー)と某特撮変身ヒーローを思わせます(笑)

いいですねぇ、この表情。三大ブランド等での細部まで拘りに抜かれたディテールも魅力的ですが、別次元でのトータルで見た時の印象的な佇まいがこのモデルの真骨頂でしょう。
私が好きなのは、このインデックスの造り。人気のスターデザインだから?というわけでは無く、この全体的に丸みのある造りが絶妙です。アプライドによる鋭くエッジの立った仕様も良いのですが、ファンシーでどことなく柔らかさのある時計の雰囲気には、丸みのあるエンボスでのスタイルが抜群に合っています。いい意味での「抜け感」で、上品でありながらも決して堅苦しく見せない、大人の遊び心が表現されています。


ケース径は32mm。袖口からチラリと覗いたときにも、ギラギラとした主張をしすぎず、大人の余裕を演出してくれます。この絶妙なボリューム感と温かみは、一度腕に乗せると癖になる魅力があります。ブレスレットは純正ではありませんが、時計の雰囲気にマッチしています。ラグ幅は17㎜ですので、勿論レザーベルトへの交換は可能です。


自動巻きでスクリューバックですが、厚みはしっかり抑えらています。ジャケットスタイルでもカジュアルでも幅広く活躍してくれるでしょう。
個人的には画像のようにジャケット×デニムの組み合わせがお勧め。特に、軽やかながらもドレッシーな装いのバランスを壊さず、ファンシーで温かみのある文字盤がコーディネート全体の質感を底上げしてくれます。

1914年創業のスイスの老舗ブランド「エニカ(ENICAR)」。所説はあるのですが、創業者アリステ・ラシーヌ(Ariste Racine)の「Racine」という苗字が他で商標登録されていたため、妻のアイデアで苗字を逆から綴った「ENICAR(エニカ)」をブランド名にしたようです。時計同様にこれまたユニークです。
時折シェルマンでもシンプルな3針やダイバーズ、クロノグラフ等で入荷があり、マイナーブランドながらも感心させられるようなデザインや造りのモデルも度々見かけます。今回のモデルも50年代〜60年代のヴィンテージらしい遊び心と気品が同居したこの佇まいは、現行の時計では絶対に出会えない唯一無二の存在感です。
個人的も非常に好きな一本です。
是非青山店にお越しの際はお手に取ってご覧ください。
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青山店 佐々木
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