
青山店ブログの投稿です。いよいよSALEも折り返しとなりました。
今期より取り扱いを強化したメンズアンティークウォッチですが、有難いことに多くのお客様にご好評をいただいております。SALE期間中も新着アイテムが続々と入荷しておりますので、ぜひこの機会にご来店いただければ幸いです。

今日はこれまた雰囲気の良い一本を。1950年代製のロレックス Ref.6246、オイスターロイヤルが入荷しました。

ロレックスの代名詞ともいえるオイスターケースを備えながら、31mmという控えめなサイズが生み出す端正なバランスは、50年代ならではの魅力です。丸みを帯びたケースラインは、現代のロレックスとは異なる柔らかくクラシカルな印象を与えます。

このモデルの見どころは、立体感のあるエンボス加工が施された全アラビアインデックスでしょう。クラシカルな王道パターンのひとつですが、市場では意外にもあまり見かけません。ヴィンテージロレックスの数あるダイヤルバリエーションの中でも比較的流通が少ない印象があります。先日投稿して直ぐにお嫁に行ってしまった「ENICAR(エニカ)」でも書きましたが、鋭くエッジ感のある造りではなく、丸みがあって抜け感のあるエンボス仕様という点も私が好みなポイントであります。
私が1950年代付近のロレックスに惹かれる理由は、30〜40年代のバブルバック、オイスター等が持つ濃厚なクラシカルさと、60年代のデイトジャストやエアキング、スポーツモデルが備える洗練されたモダンさ、そのちょうど中間に位置する絶妙なデザインバランスにあります。
丸みを帯びたケースラインや立体感のあるエンボスインデックスにはヴィンテージならではの温もりがありながら、全体のフォルムには現代にも通じる力強さと美しさが感じられます。このクラシカルとモダンが自然に調和した佇まいこそ、この時代のロレックスならではの大きな魅力だと思います。

こちらは自社製手巻きキャリバーである、Cal.710を搭載。耐震装置が付属するメンテナンス性にも優れたムーブメントです。

裏蓋には刻印が刻まれています。少し調べてみたのですが、フランスでは5月の最終日曜日が「La Fête des Mères(母の祭日)」とされ、1957年では5月26日がその日にあたるのですが、数日後にお祝いとしてプレゼントした説はどうでしょう。もしくは、誕生日や結婚、お子さんの誕生を祝ってなども考えられますね。
この手の刻印は賛否両論かもしれませんが、いかがでしょう? シリアルナンバーから見たおおよその製造年とも合致しており、付属品が無いアンティークウォッチだからこそ、当時の空気感をダイレクトに感じられるディテールとも言えるでしょう。また、その年代や日付の由来等に思いを巡らせるのも面白い考察ではないでしょうか。

良い意味でのエイジングによるダイヤルカラーの色ムラ、エンボスによるインデックスの陰影などは自然光の下だと、より鮮明に感じられます。時間や場所によって見え方も変わる、表情豊かな質感を存分にお楽しみいただけるでしょう。
経年によってアイボリーへと変化したダイヤルとゴールドカラーの針とインデックスとの相性も良く、「ヴィンテージロレックス」という枠組みにとどまらず、アンティークウォッチという大きなカテゴリーにおいても、まさに教科書のような一本と呼べるかもしれません。

31mmというサイズは腕元への収まりが非常に良く、現代のスタイルにもコーディネートしやすい絶妙なサイズ感です。

青山店および佐々木ブログ恒例のコーディネートですが、今日はTシャツを合わせてみました。
お気に入りの90sのタイガーモチーフのプリントTシャツなんですが、やはりカジュアルなテイストには良く合います。ワイドシルエットのリネンパンツなどを組み合わせて、キメ過ぎずリラックスしたスタイリングに、50年代のヴィンテージロレックスをサラッと合わせる。そんな大人のハズしスタイルに非常にお勧めです。
青山店にお越しの際は、ぜひお手に取ってご覧ください。
☆シェルマン青山店では只今SALE開催中です(~7/31 金)
D10688 ロレックス Ref.6246 ¥660,000(税込) → ¥627,000(税込) ※5%OFF
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青山店 佐々木











