
1930年代のパテック・フィリップ Ref.130が入荷致しました。

極めて希少な1930年代のパテック・フィリップ Ref.130 ステンレススチールのご紹介です。
ヴィンテージパテックのクロノグラフの中で、最も生産数の多い大ベストセラーモデルがRef.130です。30年代から登場し、1960年頃まで製造されておりました。そのためヴィンテージパテックのクロノとしては他のリファレンスと比べて比較的出会いの機会は多いと言えるのですが、ケース素材がステンレススチールともなると話は全く異なります。私自身商品として手にするのはこれで2回程度です。
※諸説ありますが、ステンレスの個体はRef.130全体の製造数の2割に満たない数だと考えられています。
ケースコンディション、ダイヤルコンディションともに良好。ダイヤルには目立つダメージやクリーニングをされた形跡はありません。ケースもオリジナルのシェイプをしっかりと感じて頂けます。

今回の個体の最大の特徴が2トーンダイヤル。写真では中々伝わりにくいのですが、内側と外側で仕上げを分けることで絶妙に異なる風合いを生み出しています。勿論通常のダイヤル以上にレアなデザインです。

2トーンの雰囲気はこちらの写真が実物に近いと思います。ロゴやスケールのエナメルの立体感もしっかりと残っています。

針も当然の様に最高。この圧倒的な存在感のハカマがたまりません。

ムーブメントはヴァルジュー製のCal.23をパテックが独自改良を加えたCal.13を搭載。90年近く前の個体でありながら極めて美しい状態を保っています。

ケース径は約33mm。スチールのRef.130は初めて腕に乗せますが、イエローゴールドとは異なるこの爽やかで軽快な感じが堪りません。2トーンダイヤルの雰囲気も非常にマッチしています。

ラグはイエローゴールド以上にマッシブに感じます。

それもそのはずで、実はスチールのRef.130はラグ幅18mmで通常のRef.130よりもラグが太く造形されています(通常Ref.130のラグ幅は20mmです)。恐らく当時の工作技術的にラグを細く成型するのが難しかったのではないかと思われます。

アーカイブは取得済み。1938年に製造(ムーブメント)、1948年に出荷された個体です。
これまでも度々Ref.130はご紹介させて頂きましたが、スチールのRef.130は今回初めての登場となりました。次の出会いは数年後、10数年後もありえなくはない希少な一本ですので、お好きな方には是非一度ご覧頂ければと思っています(見るだけでも大歓迎です)。
当店にお越しの際は是非お手に取ってお楽しみください。
銀座店 中野
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