1960年代のロレックス エアキングが入荷致しました。
本日はロレックスのエアキングのご紹介。
バーハンド・バーインデックスの組み合わせを基調としたシンプルデザインに、3時・6時・9時のみクサビ系のインデックスにすることで全体的に奥ゆかしい雰囲気でありながらも密かな主張が見え隠れする絶妙なバランスが魅力。
エアキングと言えばビギナー向けのロレックスの筆頭格というイメージがありますが、細部を見渡すとなかなかどうして奥深いモデルではないでしょうか。
文字盤や針には若干のエイジングが見られますが、これらも含めてヴィンテージウォッチらしい醍醐味のつまった一本です。
ムーブメントはロレックス製の自動巻きCal.1520を搭載。中々に綺麗な状態をキープしています。
ケースサイズは33mm。個人的には32~33mmがベストサイズでして腕乗りは最高です。小振りながらも小さいという印象は無く、これはケースサイズではなく文字盤そのものの大きさに由来するところが大きそうです。
例えば同じロレックスで同年代のデイトジャストがケース径36mmで文字盤の大きさは大体30mmなのですが、エアキングの文字盤も29mm程度あるんですよ。定規で測っているので多少の誤差は有ると思いますが、両者の文字盤の大きさの差はケース径程では無いんですよね。これがケースは小振りなエアキングが、思いの外小さく見えない理由の一つなのでは無いかなと思っています。
うっすら焼けた文字盤の雰囲気も実に良い塩梅。味わい深い色味です。
なんか久々にこういうシンプルなロレックスを撮りましたが、なんかやっぱり落ち着きますねぇ。
手巻きノンデイトのオイスターケース、やはり一つは抑えておきたいものです。
当店にお越しの際は是非お手に取ってお楽しみください。
銀座店 中野