本日は週一青山店ブログ投稿です。今回もプライスも含めて手に取りやすく、しっかりと語りがいのあるモデルを紹介いたします。

1950年代製のスミス が入荷しました。昨今の英国ブームも有り、ご存知の方も多いブランドではないでしょうか?歴史は古く、1851年に自動車の計器メーカーとして創業し、後年からメーカーの一部門として時計の製造も始めたとされています。私はオールドカーもそこそこ好きなんですが、古い英国車用メーターはスミスのイメージが強く、MINI(ミニ)のクラシックカーは特にそのイメージがあります。
英国ブランドながら時計の製造はスイスを中心に行っていましたが、第二次世界大戦後の世界情勢と腕時計の需要の高まりから「純英国産」を目指し、1946年頃からケースからムーブメント迄も自社工場にて製造を開始しました。


ダイヤルの6時位置下と自社製ムーブメントのCal.78には、「MADE IN ENGLAND」と入ります。英国産なので当然なんですが、個人的にはその響きだけでゾクゾクします(笑)ヴィンテージ古着も好きな自分には、「MADE IN ENGLAND」や「MADE IN USA」という言葉には弱く、それだけで高揚感があります。

生産国表記は勿論ですが、トータルでも中々良い造りですよ。ダイヤルは無駄が無くまさしくシンプルイズベスト。しかしよく見ると、アプライドによるインデックスも立体的で針もしっかりと先端を曲げている等、スイス時計の質の良い造りは脈々と受け継がれています。
個人的に好きなのは、スモセコのサークル状の仕上げ。硬派の印象の中にやや柔らかいエッセンスが加わることで、エニカ同様に絶妙な「抜け感」が感じられ、英国の曇り空や厳かな街並みに溶けこむような「ブリティッシュ・クラシック」ならではの渋みと気品が感じられます。


ケースは、これまたイギリスならではの9KYGで、サイズは32mm。自然光だとアイボリー調のダイヤルはより強調されます。チラッと袖口から覗かせるだけで、普遍的なトラディショナル・スタイルが完成します。

英国時計にはジュエリーを合わさずにはいられません。青山店で取り扱うアンティークジュエリーは、五十嵐店長自らがイギリスで赴いて買付を行っています。
先ずは定番の15Kインタリオリング。19世紀後期の物で、いかにも英国らしいジュエリーとのコーディネートです。お互いの色味も絶妙で、双方に良さを際立たせてくれます。

個人的にはストーンリングと合わせるコーディネートが一押しで、同じく19世紀後期のルビー×ダイヤ、18Kのリングを選びました。

とても雰囲気があって色気のある組み合わせですねぇ。
日常ではどうかな…?と思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、せっかくのアンティークウォッチとジュエリーです。特別な日だけ箱から出すなんて、もったいないと思いませんか?例えば、いつものデニムに白いシャツ、そんなシンプルなカジュアルスタイルにこそ、この手元の色気が最高のアクセントになります。上質なクラシックをあえて普段着に溶け込ませる。それこそが、大人の贅沢な日常の楽しみ方かもしれません。

シンプルな3針ながらも「英国製」という背景だけで、どこかノスタルジックでロマンあふれる佇まいに見えてくるから不思議ですね。ENICAR(エニカ)に続いて、個人的にも好きな一本です。是非青山店にお越しの際はお手に取ってご覧ください。
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シェルマン青山店 佐々木













