
青山店としては久々に古い年式のパテックが入荷しました。
中野のブログで先に紹介はしておりますが、コーディネート含めて私のブログとしても書かせていただこうと思います。
~カラトラバデザインとは一線を画すスタイル~

1940年代のパテック・フィリップ Ref.2406のご紹介。
私がこの時計で好きなポイントは、やはりケースデザインです。
オールドパテックと言えば、Ref.96等に代表されるようなエッジの立った縦に立体感のあるケースデザインをイメージされる方は多いでしょう。ですが、今回のRef.2406は丸みがあって流麗なラインと柔らかな雰囲気のラグが特徴的です。このようなシェイプは角型では「バナナ」とも呼ばれるRef.2442含めて、何点か思い当たるのですが、ラウンドだと意外にもリファレンスが直ぐには浮かびません。
派手な印象はありませんが、希少なディテールを持つユニークピースの一つと言えるかもしれません。
~存在感と美しさを兼ね備えた、柔らかなケースライン~

ケースは2ピース構造で、一見すると繊細なラグに思えますが、現物はむしろしっかりとした力強い印象を与えます。この特徴的なラグスタイルと20mmというベルト幅は、34mmというケース径をさらに大きく見せ、流れるようなシルエットがいっそう強い存在感を演出してくれます。
~手首に沿う縦の立体感を生み出す、ラグのデザイン~

デザイン含めて、ラグの長さもポイントです。
上下に長く伸びている為、腕に巻いた時の縦方向のラインが際立ちます。
些細な点に思えるかもしれませんが、ケースにおけるラグは、たとえ同じようなデザインやサイズ感であっても全体の印象を大きく変えてくれます。代表的な例を挙げると、Ref.96などに見られるアールが効いたアーチ状のラグと、シリンダー系のケースの直線的なラグとでは、ベースのモデルが近くても全く別物のように思えます。また、30〜40年代のロレックスとオイスターネームでも、同じようなサイズ感でもラグの長さによって見え方に大きな違いが生まれます。
個人的にも、ラグが長く手首に沿うデザインは非常に好み。
文字盤のデザインや機能性に目が行きがちな時計選びにおいて、ケースのデザインに惹かれるのは、少しマニアックな視点かもしれません(笑)。しかし、着用を一番に考えた時に、袖口から覗く縦のラインのシャープさや、机に置いたときに描く美しいく柔らかなシェイプは、手にした人だけが味わえる特権だと私は思います。
~ペアウォッチとしてのコーディネート~

久々のペアウォッチでのご提案です。
王道だとレザーベルトの同テイストで合わせていただくのが良いかもしれませんが、今回はあえてゴールドブレスレットモデルを選びました。

選んだのは1970年代製のパテック・フィリップ、18Kイエローゴールドの一体型ブレスレットモデル。
レザーベルト同士が持つ調和も捨てがたいですが、金無垢のブレスレットがもたらす唯一無二な華やかさは格別の美しさがあります。レザーベルトが肌に馴染み、渋みのある美しさならば、金無垢のブレスレットは角度によって光が差し圧倒的な存在感を放ちます。袖口から覗く重厚な光沢は、クラシックな装いには至高のアクセントを添え、カジュアルなスタイルさえも一瞬にしてラグジュアリーな領域へと引き上げてくれます。
この違いを楽しみペアウォッチとして着用することで、大人の余裕を表現してくれることでしょう。

カラトラバケースとは一味違った美しさの感じられるRef.2406。
青山店にお越しの際は、ぜひお手に取ってご覧ください。
青山店に在庫のある時計はオンラインショップにも随時掲載中です。
下記リンクにて在庫一覧へアクセス可能ですので、どうぞお気軽にお問い合わせください。
青山店 佐々木












