
1960年代のパテック・フィリップ Ref.570 が入荷致しました。
Ref.570 ~Ref.96に連なる正当なカラトラバの系譜~

1960年代のパテック・フィリップ Ref.570 ホワイトゴールドのご紹介。
Ref.96のビッグサイズ版として30年代中頃に誕生し40年近くに渡り製造された、ヴィンテージパテックの中でも屈指の人気を誇るRef.570。約35mmという絶妙なバランス感も相まって、ヴィンテージウォッチファンのみならず、初めてヴィンテージパテックに関心を持ったお客様にとっても「ファーストヴィンテージパテック」の最有力候補として長年熱い視線を向けられ続けています。
今回の個体は人気のホワイトゴールドケース。使い勝手は言わずもがな。オンオフ問わず活躍してくれること間違いなし。
そして特筆すべきは文字盤のエイジング。アイボリーやサーモンピンクの様に美しく均一に変化した文字盤は唯一無二の顔つき。ドレスウォッチとしての確かな気品と、焼けたヴィンテージウォッチならではのラギッドさ、ともすれば相反する要素を絶妙に兼ね備えた一本です。
針(Dauphin hands)

ヴィンテージパテックのドルフィン針からでしか得ることの出来ない満足感があります。針の先端は文字盤に向かって美しい曲線を描くように緩やかに曲げられ、一方で立体感・重厚感がしっかりと感じられる造形の見事さは、他のブランド・他の時代の時計とは一線を画します。

バックルは後年のパテック純正SS製尾錠が付属します。
ムーブメント(movement)

ムーブメントはパテック・フィリップ製手巻センターセコンドCal.27SCを搭載しています。
アーカイブ(extra archives)

アーカイブは取得済み。1961年製造の個体です。
腕乗り ~on the wrist~

腕乗りです。Ref.96と比べるとかなりボリュームのあるRef.570ではありますが、細腕の私でも端正なホワイトゴールドであれば何だかんだで腕に乗ってくれます。

ケースのコンディションも中々で、御覧の通りエッジの立ったカラトラバならではのフォルムをしっかりと感じられます。

実に良い風合いの文字盤です。普段見る570ホワイトゴールドとは纏う雰囲気が明らかに違います。個人的にサーモンピンク系のダイヤルはかなり好きでして、本来のダイヤルの色味(シルバー)よりも惹かれますね。
数十年の時が生み出した、唯一無二のエイジングの妙

「美しくあること」を強く求められるドレスウォッチにおいて、エイジングは本来は相容れないものであると思います。しかしながら今回のRef.570においては、そんな常識や定石をやすやすと砕いてしまうかのような、有無を言わせない凄みを強く感じます。
ヴィンテージパテックの王道リファレンスでありながら、ヴィンテージウォッチの醍醐味を詰め合わせたパテック・フィリップ Ref.570。残念ながら以前ほどは入荷の頻度も減っており、当ブログでも昨年の11月以来のご紹介となりました。状態や雰囲気の良いヴィンテージカラトラバをお探しのお客様は是非この機会をお見逃しなく。
当店にお越しの際は是非お手に取ってお楽しみください。
銀座店 中野
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